ロレックス スカイドゥエラーの使い方:年次カレンダーとデュアルタイム完全ガイド
スカイドゥエラーは、ロレックス唯一の年次カレンダー(SAROS)とデュアルタイムを備えたトラベルウォッチの最上位機。
リングコマンド・ベゼルを回して機能を切り替え、リューズ1本で日付・月・時刻を直感的に設定できます。
年次カレンダーは30日と31日を自動認識し、2月だけ手動調整が必要。デュアルタイムは中央の時・分針=現地時刻(ローカル)、オフセンターの24時間ディスク=ホームタイムを表示します。
本ページでは基本構成の理解 → リングコマンドの位置 → 初期セットアップ → 旅行時の使い方の順に、迷わず操作できるよう丁寧に解説します。
- ねじ込み式リューズは必ずロック/解除を正しく。防水維持に直結します。
- 日付系の操作は深夜帯(概ね20時〜4時)を避けると安全です。
- 旅行時は位置II(時針ジャンプ)でローカルだけ+/−1時間。ホームは触らないのがコツ。
下図のA〜Eと解説が対応しています。スカイドゥエラー特有の仕組みを理解することで、操作手順も自然とイメージしやすくなります。
A リングコマンドベゼル(機能切替)
外周ベゼルを回すことで3つの操作ポジションを選択。
「日付」「ローカル時刻」「ホームタイム」の設定をリューズ1本で行える仕組みです。
B リューズ(ねじ込み式)
ベゼルで機能を選び、リューズを引き出して操作。
防水確保のため通常時は必ずロックする必要があります。
C オフセンター24時間ディスク(ホームタイム)
ダイヤル中央下に配置された小さな24時間ディスク。
本拠地(ホーム)の時刻を昼夜区別つきで表示します。
D ローカル時・分針/日付窓
中央の時・分針は渡航先(現地)の時間を示します。
日付窓(3時位置)はローカル時間に連動して進むのが特徴です。
E 月表示(12か所の小窓)
インデックス外周に設けられた12個の小窓で、現在の月を表示。
例えば8月なら8時位置が赤色表示されます。
- スカイドゥエラーは年次カレンダー機能を搭載。30日と31日を自動認識します。
- 月表示の小窓を覚えると、ひと目で日付+月を把握可能。
- リューズ操作前は必ずベゼルで対象機能を選択する流れを習慣に。
スカイドゥエラーは、ロレックス唯一の年次カレンダー機能「SAROS」と デュアルタイム表示を組み合わせた複雑機構です。 まずはこの仕組みを理解することで、操作が格段に分かりやすくなります。
年次カレンダー(SAROS)
- 31日・30日の月を自動判別して日付を進めます。
- 唯一の例外は2月で、28日(または29日)から3月1日への移行は手動調整が必要です。
- 月表示はインデックス外周の12個の小窓で確認可能(例:8月=8時位置が赤色)。
デュアルタイム表示
- ホームタイム=中央下の24時間ディスク(昼夜区別あり)。
- ローカルタイム=中央の時・分針と日付窓(現地時間に連動)。
- 渡航時はリューズ操作でローカルタイムだけを調整でき、ホームタイムはそのまま保持されます。
サマーターム(DST)と24時間表示
- 24時間ディスクはAM/PMの区別を明示するため、DSTの切替確認にも役立ちます。
- 例:ホームがロンドンでDST中なら、ディスクで昼夜を確認して現地調整を行います。
- 単なる第2時間帯表示ではなく、昼夜感覚を失わない工夫がされています。
- スカイドゥエラーは「旅人の時計」と呼ばれるほど、海外渡航時に実力を発揮します。
- 2月末以外は手動調整不要=日常使いでは非常に実用的なカレンダー機構です。
スカイドゥエラーのリングコマンドベゼルは、回転操作で「何を設定するか」を切り替えます。 ベゼルを反時計回りに回すごとに、より高度な設定へアクセス可能。 以下の4ポジションで構成されています。
位置0(通常)… 巻上げ・閲覧モード
- ベゼル:通常位置(回さない)
- リューズ:ねじ込みロック/解除すれば手巻き可
- 用途:防水維持・通常の時刻閲覧
位置I … 日付・月 の調整
- ベゼル:反時計回りに1クリック
- 動く表示:日付窓/月表示
- 注意:2月のみ手動調整が必要
位置II … ローカル時針 の調整
- ベゼル:反時計回りに2クリック
- 動く表示:中央の時針のみ
- 用途:旅行先のタイムゾーン調整/DST変更
位置III … ホームタイム・分針 の調整
- ベゼル:反時計回りに3クリック(最終位置)
- 動く表示:分針と24時間ディスク
- 用途:初期セットアップ/停時計からの再設定
- セット順序: 位置III → 位置I → 位置II が正しい手順。
- 旅行時は位置IIだけ触ればOK(ホームはそのまま)。
- 必ず最後にリューズをねじ込み、ベゼルを位置0へ戻す。
ステップ1:位置3(ホームタイム・分)
ベゼルを反時計回りに3クリック(最終位置)。
リューズをねじ込み解除→1段引きし、分針と連動して24時間ディスク(ホーム)を正確な時刻に合わせます。
- ポイント:まず“基準”となるホームタイムを厳密に合わせる。
- 昼夜(AM/PM)は24時間ディスクで確認。
ステップ2:位置2(ローカル時針)
ベゼルを反時計回りに2クリックへ戻し、リューズは1段引きのまま。
中央の時針のみを1時間単位でジャンプさせ、現在地のローカル時刻に合わせます(分針・24hディスクは不動)。
- 旅行・DST調整の要:ホームを保ったまま、ローカルだけ±1時間。
- この段階では日付がローカルに連動して前後する点に注意。
ステップ3:位置1(日付・月)
ベゼルを反時計回りに1クリックへ。
リューズで日付窓と月表示(12小窓)を合わせます。年次カレンダー(SAROS)は30日/31日を自動判別します。
- 例外:2月末のみ手動で3月1日に調整が必要。
- 月表示は該当インデックス位置の小窓が色付く(例:8月=8時位置)。
- 安全帯の意識:日付系操作は深夜帯(概ね20時〜4時)を避けるのが無難。
- 正しい順序:基準(位置3)→ 現地(位置2)→ カレンダー(位置1)。手戻りが少なく、ずれにくい。
- 防水維持:最後は必ずリューズねじ込み&ベゼル位置0へ。
ベゼル位置違いで“動かない”/日付が合わない
原因: リングコマンドベゼルの位置0のまま操作している/設定したい機能の位置選択が違う。
対処:
- 設定前に 目的に合う位置 を確認(日付・月=位置1/ローカル時=位置2/ホーム&分=位置3)。
- ベゼルを反時計回りに必要クリック数回し、リューズを1段引きで操作。
- 日付が意図せず進む場合は、まず位置3でホーム&分を合わせ直し→位置2でローカル時→最後に位置1で日付・月を再設定。
カレンダー禁止時間帯の操作リスク
原因: 日付切り替え機構が作動する深夜帯(概ね20時〜4時)に日付・月を強制操作。
対処:
- 位置3で時刻を安全時間帯(例:6時前後)に一旦回してから、位置1で日付・月を調整。
- 調整後は必要に応じて再び位置3で正しい分・ホームを合わせ直し、位置2でローカル時を仕上げる。
- 迷ったら深夜帯のカレンダー操作は避けるのが基本。
スカイドゥエラーはリングコマンド×年次カレンダー×デュアルタイムを理解すれば迷いません。下の3点だけ押さえればOKです。
- ベゼル位置の使い分け:0=通常/1=日付・月/2=ローカル時針/3=ホーム・分。まず「どの位置か」を確認。
- 2月だけ手動:SAROSは30・31日を自動判別。例外は2月末のみ手動調整。
- 旅行は“時針ジャンプ”でスマートに:到着後は位置2で時針だけ±1時間。ホーム(24h)は据え置き。
- 操作後はベゼルを位置0へ/リューズねじ込みロックを習慣に。
- 日付系は深夜帯(概ね20時〜4時)の操作を避けると安心。































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