ROLEX ロレックス 天然素材ダイアル
ロレックスには、通常の金属製文字盤とは異なり、天然石や天然素材を用いた特別なダイアルが存在します。 オニキスやラピスラズリ、ターコイズといった宝石・鉱物から、ウッドやメテオライト(隕石)、化石を加工したものまで多彩です。
これらのダイアルは、同じ模様が二つと存在しない唯一無二の表情を持ち、 コレクション性や希少価値が非常に高いのが特徴です。 中古市場でも出回る数が少なく、所有すること自体が特別なステータスとなります。
このページでは、代表的な天然素材ダイアルを素材ごとにご紹介します。 それぞれの素材が持つ特徴や石言葉、そして実際に採用されたロレックスのモデルを通じて、 天然素材ダイアルの魅力をお伝えします。
オニキス
参考画像:ロレックス デイデイト 18238 オニキス-
オニキスは和名で「黒瑪瑙(くろめのう)」と呼びます。ガラス質の光沢をもち、漆黒と言っても差し支えない深い黒色をしているのが特徴となります。
ブラックオニキスの多くは人工処理による染色のようで、通常は黒地に平行な縞模様のある瑪瑙が原石の姿といえます。オニキスは、邪気祓い、厄除け、魔除けの効果があり、この悪い影響を予防できるパワーがあるといわれており、邪気や厄除け、魔除けの護符としてつかわれていました。
オニキスの石言葉は【隠れた才能を引す】【強力な邪気祓い】【魔除け】【目的達成】などで、身につけることで「身が引き締まるような」そんな魅力があるパワーストーンです。非常に希少性が高く、中古市場でも殆ど見かけません。
ラピスラズリ
参考画像:ロレックス デイデイト 18239 2BR ラピスラズリ-
ラピスラズリは和名で「瑠璃(るり)」と呼びます。ラピスラズリという名は、石を意味するラテン語の『ラピス』と、青を意味するアラビア語の『ラズリ』との創作語になります。深みのある瑠璃色の天然石で、深い青色から藍色、時折黄鉄鉱の粒を含んで夜空の様な輝きを持ちます。ラピスラズリはラズライト(青金石)を主成分とした複数の鉱物で成り立つ混合鉱物です。非常に細かい結晶がまだらに入り混じってできており、鉱物の組み合わせや配合される量により、石のニュアンスも変化します。世界で最初に"パワーストーン"として認められた石は、このラピスラズリだといわれています。最も歴史の古い石のひとつとなります。「幸運を招く石」といわれ、邪気を退け、正しい判断力を高め、最高の幸運を呼び寄せてくれるとされる最古のパワーストーンです。
また、ラピスラズリの石言葉は「成功の保証」「真実」「健康」「幸運」です。非常に希少性が高く、中古市場でも殆ど見かけません。
ターコイズ
参考画像:ロレックス デイデイト 128238 ターコイズ-
ターコイズ(トルコ石)は青色から緑色の色を持つ不透明な鉱物です。薄い水色のものから、濃い青、緑がかった物、黒や茶色の葉脈状の模様があるものと、実に様々な表情を持っています。含有される銅や鉄などによって色合いに違いが出るようです。ターコイズは別名トルコ石とも呼ばれ、英語では「Turquoise」と書きます。
ターコイズの名前は、フランス語の「トルコ石」を意味する「ターキーズ」が由来となります。採掘されたターコイズが、トルコを経由してヨーロッパに運ばれた事から付けれました。ターコイズは、その空色を思わせる色彩のように非常に明るいエネルギーをもち、ネガティブなエネルギーを払いのけ、困難を乗り越えて願望を達成するためのサポートをしてくれます。また、この石は『友情の石』とも呼ばれ、人とプレゼントしあうことにより、心と心をつなぐ絆をよりいっそう深め、パワーアップさせる石ともいわれています。
ターコイズの石言葉は「成功」「繁栄」「健やかな体」「旅の安全」です。
ルベライト
参考画像:ロレックス デイデイト 18238A ルベライト-
ルベライトは、トルマリングループの中で、主にリシア電気石(エルバアイト/エルバイト)に見られる、赤色系の発色をした美しい石に付けられた“宝石名”です。
数多くのトルマリンの中でもルベライトはかなり希少性が高いです。
産出地が少ないわけではないのですが、マンガンを多く含まなくてはルベライトならではの赤味を帯びません。また、マンガン含有量が少ないとピンクに近い色味となり、そちらは「ピンクトルマリン」として区別されます。
ルベライトの石言葉は「広い心」「貞節」「思慮深さ」です。
グロッシュラー
参考画像:ロレックス デイトナ 116519G グロッシュラー-
グロッシュラーはカルシウムとアルミニウムを主成分とするガーネットです。
名称は、結晶の色形と似ている西洋スグリの実に似ていることにちなみ西洋スグリのラテン語名であるグロッシュラリアを語源として名付けられました。
色合いは緑色、シナモンブラウン、赤、黄など様々あります。
透明度の高いものも多いことから、宝飾品を華やかに演出する宝石としても活躍しています。
ターコイズの石言葉は「決断力」「知恵」「勝利」「導き」です。
フェライト
参考画像:ロレックス デイデイト 18238 フェライト-
フェライト(Ferrite)は、酸化鉄を主成分にコバルトやニッケル、マンガンなどを混合焼結した磁性体(電子素材)です。フェライトは日本生まれ、日本育ちの磁性材料で、酸化鉄を主成分とするセラミックスの総称となります。 強磁性を示すものが大半であ、磁性材料として広く用いられています。テレビやパソコン、携帯電話、そしてHEV(ハイブリッドカー)や風力発電など、電気・電子機器の小型・薄型・高機能化、省エネ・省資源化などに大きく貢献している素材です。
ブルーアベンチュリン
参考画像:ロレックス デイデイト 18238G ブルーアベンチュリン-
アベンチュリンは和名で「砂金水晶」と呼びます。アベンチュリンは石英(クォーツ)グループの鉱物で、正式には”ブルーアベンチュリンクォーツァイト”となります。ブルーアベンチュリンは、アベンチュリンの特徴でもあるアベンチュレッセンスがあまり見られないため、ブルークォーツァイトと呼ばれる場合もあります。
水色や青緑、深い青色など、青系のアベンチュリンだけでも多くのカラーが存在しています。癒しや願望成就をもたらしてくれるパワーストーンとなります。
ブルーアベンチュリンはネガティブな感情を緩和し、精神力や忍耐力を高めてくれる効果を持つ石と言われています。また他にも、感情の浮き沈みが激しかったり、自分を見つめ直したいときに持つと、冷静で合理的な判断が出来ると言われ、心の落ち着きを取り戻したい人にもオススメです。
ジャスパー
参考画像:ロレックス デイデイト 18238G ジャスパー-
ジャスパー 和名で「碧玉(へきぎょく)」と呼びます。碧玉は、微細な石英の結晶が集まってできた鉱物であり、宝石の一種となります。ジャスパーの赤色はヘマタイトを含むもので、緑色はクローライト、褐色はゲーサイト、黄色や灰色はクレイ粘土などの不純物を含むことにより、色の違いがでています。不純物が混入しているため不透明であり、不純物の違いによって、紅色・緑色・黄色・褐色など様々な色や模様のものがあります。
ジャスパーの石言葉は「勇気」「聡明」「セルフコントロール」「永遠の夢」です。
ジャスパーは持ち主に生きる活力を与えてくれたり、判断力を高めてくれる石です。精神的な安らぎを与えてくれる石とも言われているため、それらの効果が石言葉にも現れている形になっています。ジャスパーは大地が持つどっしりとしたエネルギーを備えた、とても頼もしいストーンだと言えるでしょう。
カショロン
参考画像:ロレックス デイデイト 18238G カショロンダイアル-
カショロンは白のオパールで、陶器のような側面を持っている。
遊色効果が無いと言っても他の白い石の天然石に見られない、釉薬をまとった白磁のような表情は単なる白とは思えない奥深さがあります。
石の成分はオパール、カルセドニー、ジャスパーの中間に位置し、非常に多孔質なのが特徴。カショロンはシリカの白い表面層で構成されている。
この層はシリカもしくはカルセドニーが長い間厳しい天候にさらされていたことを意味しているもので、オパールの古さや年代を表すものである。
ウッドダイアル
参考画像:ロレックス デイデイト 18038 バーチ-
バーチ
ウッドダイアルの中の1つで、カバザクラの木になります。カバノキ属は、カバノキ科の1属で、カバ・カンバ、カバノキなどの総称となります。バーチの魅力は、何といっても緻密で光沢のある美しい木肌で、同じ模様は一つとして無いオンリーワンな素材であるところです。また、年数を経ても色が変わりにくいことも魅力の一つです。バーチは比較的当初の色が持続するのも特徴です。
参考画像:ロレックス デイデイト 18248 ウォールナット-
ウォールナット
ウォールナットは世界三大銘木の一つで、「チーク」「マホガニー」と並ぶ高級素材です。
また、クルミ科の広葉樹でクルミの木の材木でもあります。艶のある美しい濃い茶色がでる材質であり、同じ模様は一つとして無いオンリーワンな素材です。実はこのクルミ材とウォールナット材は別物となります。一般的にウォールナットとは、北米産の「ブラックウォールナット」のことを指しており、ブラックウォールナットは断面にした時に、表面に近い白い部分と中心の濃い茶色の部分があるのが特徴です。経年変化を楽しめ、年を重ねるごとに素材の色が変化していきますので、雰囲気の変化を楽しむことができかもしれません。
参考画像:ロレックス デイデイト 18238 マホガニー-
マホガニー
マホガニーは、センダン科マホガニー属に属する3種の木の総称です。また、世界三大銘木の一つで「チーク」「ウォールナット」と並ぶ高級素材です。赤みを帯びた木肌の美しさのある木材で、木材としては導管が大きく柔らかいため加工しやすく、繊維方向に現れるリボン杢と呼ばれる立体的な見た目から、高級家具や高級楽器などに使用される木材として知られています。希少で高級な木材となっています。
ピンクオパール
参考画像:ロレックス デイデイト 128239 ピンクオパール-
オパールという名前がつけられ、遊色効果を持たないコモンオパールに属する鉱物とされていたピンクオパールですが、厳密にはオパールではありません。「パリゴルスカイト」というオパールとは異なる別の鉱物です。パリゴルスカイト = ピンクオパールが、現代では当たり前のように流通しており、それが当然のように扱われており、これまでどおりの「ピンクオパール」の名称で親しまれています。不純物や色ムラがなく、ピンク一色で、ピンク色が濃ければ濃いほど良品とされています。
オパールは愛と神秘の宝石で、中でもピンクオパールは「キューピッドストーン」とも呼ばれ、古来より愛を叶える石と言われています。ピンクオパールは、女性なら誰もがあこがれる「愛され力」を高めてくれる石と言えます。また、愛する人との出会いを呼び寄せ、縁を結ぶパワーストーンとして人気があります。
石言葉は「希望」「潔白」「友情」「真実」です。
メテオライト
参考画像:ロレックス デイデイト 118209 2BR メテオライト-
メテオライト(Meteorite)とは「隕石」という意味です。メテオライトは、宇宙の遥か彼方から想像もつかない長い年月をかけて飛来して地球にたどり着きました。
また、隕石の中でも希少種類とされ、宇宙からの教えと、強く純粋なパワーストーン効果があるとされています。地球外で形成された物質を使用することで、スケールの大きさを感じ取ることができます。メテオライトは、特殊な網目模様の「ウィドマンシュテッテン構造」を持つのが特徴で、成長過程において冷却する期間がゆっくりと経過することにより、ニッケルが結晶化して分離するのですが、その切断面を酸でエッジングし研磨すると、神秘的な「ウィドマンシュテッテン構造」が現れます。結晶の入り方が一つ一つ違い同じ文字盤は2つとありません。メテオライトは自然鉱物なだけあり、天然な色合いを持つことも大きな特徴です。
フォッシル(化石)
参考画像:ロレックス デイデイト 18238G Jurassic Park
参考画像:ロレックス デイデイト 118238G Jurassic Park
英語では fossil といい、ラテン語の fodere (掘るという意味)に由来した“掘り出されたもの”という意味です。天然素材の中でも非常に珍しい化石を加工した、通称ジュラシック文字盤と呼ばれ、「Jurassic 」もしくは「Jurassic Park」という愛称で海外では呼ばれており、大変希少価値の高いものです。また、サンゴの化石や恐竜の卵、アンモナイト化石など様々なダイアルパターンがあります。
シェル
天然の貝殻を用いた文字盤素材で、強い光沢があり、見る角度によって輝き方が変わります。ブラックシェルやホワイトシェル、ピンクシェルなど様々な色があり、天然ものなので、色合い雰囲気がすべて異なり、同じ文字盤は2つとありません。
ブラックシェル
ホワイトシェル
ピンクシェル
ソーダライト
参考画像:ロレックス デイトナ 116509 ソーダライト-
ソーダライトは英名がsodalite、和名が「方ソーダ石」と呼びます。
ソーダライトは、ソーダ分(Na)が多く含まれることからこの名前がつけられたと言われてます。濃紺の美しい色合いがピスラズリと似ている事から、その昔、高価なラピスラズリの代用品として用いられていました。ソーダライト自体がラピスラズリの構成成分のひとつなので、ある意味兄弟のような存在と言えます。ソーダライトには濃い青色・青色・薄い白色が混ざった斑紋状の模様が見られ、表面にガラス光沢があり、静かで強い波動を持つ神秘的なパワーストーンです。
ソーダライトは、恐怖や不安などの心の混乱を解消し、直感力と洞察力を高めて、前に進もうとする強い意志を育むとされます。
冷静な思考力や判断力を養い、理性的な行動を促すとされます。
理性的な行動を促すことから「知性の石」とも呼ばれ、仕事や学問において運気を上昇させてくれると伝えられています。
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