もっとも汎用的な棒状の針で、シンプルながら視認性に優れています。特にバーインデックスと好相性で、文字盤全体を引き締める効果があります。北欧デザインやバウハウス系の時計に多く、仕上げ次第でドレスにもスポーツにも対応できる万能な存在です。ペンシル針と異なり先端が尖らないため、よりミニマルな印象を与えます。

高級腕時計の針は、時刻を示すだけでなくデザイン全体の印象を左右する重要なパーツです。ドレス・スポーツ・クロノグラフなどの用途に合わせて形状が選ばれ、文字盤上で視認性と美観のバランスを取っています。
基本の時・分・秒(3針)に加えて、GMT針・パワーリザーブ針・クロノグラフ針など、機能に応じた針も存在します。限られたスペースで見やすさを確保するため、長さだけでなく形状の工夫が重要視されてきました。
このページでは、代表的な針の種類を写真つきで紹介し、どのモデルに合うか・見分けのポイントを解説します。時計選びの参考に、ぜひ「針の違い」を楽しんでみてください。
もっとも汎用的な棒状の針で、シンプルながら視認性に優れています。特にバーインデックスと好相性で、文字盤全体を引き締める効果があります。北欧デザインやバウハウス系の時計に多く、仕上げ次第でドレスにもスポーツにも対応できる万能な存在です。ペンシル針と異なり先端が尖らないため、よりミニマルな印象を与えます。

先に向かって広がる二等辺三角形の形状で、中央に稜線を立てることで光を反射します。1940〜50年代に流行したクラシカルなデザインで、力強さと上品さを兼備。夜間は光の反射で視認性が高く、モダンウォッチでも高級感を演出する定番として人気です。アルファ針よりも根元が太くくびれが無いのが特徴。

ドルフィンに似ていますが根元が細く途中でくびれるのが識別点。針先が軽快に見え、繊細でクラシカルな印象を演出します。ドイツ系ブランドやハイエンドドレスウォッチに多用され、視認性と装飾性を両立するデザインです。

中央がふくらみ両端が細い葉のような形状。柔らかく上品な雰囲気を持ちます。フランス語で“葉”を意味するフイユに由来し、18世紀から続く伝統的デザイン。ローマンインデックスやギョーシェと合わせると、クラシック感が一層際立ちます。

アブラアン=ルイ・ブレゲが考案した針で、先端に中空の円(ポム=林檎)を持ちます。繊細ながら瞬時に判読できるよう工夫されており、ブレゲ数字やギョーシェ文字盤との組み合わせで圧倒的なクラシック感を演出。デザイン性と実用性を兼ね備えた象徴的存在です。

大聖堂のステンドグラスを思わせる意匠を持つ針。夜光を多く載せられるため第一次大戦期の軍用時計やパイロットウォッチで多用されました。ヴィンテージ感や道具感を強調する効果があり、現代のヘリテージモデルでも人気です。

注射器のような細長いシャフトと鋭い先端を持つ針。医療用クロノグラフやタキメーターに用いられ、細かいスケールを読み取るのに最適です。機能美と装飾性を併せ持つ、通好みのデザインです。

剣型の直線的なデザインで、ダイバーズや軍用時計に多く使われます。広い夜光面を確保できるため暗所での視認性は抜群。カルティエのブルースティールソードのようにドレス寄りでも採用され、実用性と存在感を兼ね備えます。

矢印型の針で、ブロードアローは特に太い矢じりを持ちます。英国軍の官給品マークにも由来し、ミリタリー感と判読性を両立。オメガ・スピードマスター初期など歴史的モデルにも採用されました。

トランプのスペードを模したクラシカルな針。19〜20世紀の懐中時計や鉄道時計に多く、遠目でも識別しやすい形状です。装飾性と実用性を兼ね備えた、クラシックウォッチの象徴的存在です。

秒針の先端が丸いドット状になった針。夜光ドットとして暗闇で光るためダイバーズに最適です。シンプルながら遊び心のあるデザインで、オメガ・シーマスターをはじめ多くのモデルで人気を博しています。

ロレックスを象徴する三つ葉意匠の時針。大きな夜光面で暗所の判読性を高めつつ、長短針の識別性を向上させます。ダイバーズやフィールドウォッチに最適化された実用性とブランド性の両立が魅力。スノーフレーク(角張り)やロリポップ(丸ドット)とは形状と役割が異なります。

1969年のチューダーに端を発する雪の結晶モチーフ。四角形に近い大きな夜光面で荒天や水中でも高い視認性を実現します。個性と実用性を両立し、ブランドのアイデンティティを強く印象づけるデザイン。メルセデス(三つ葉)やロリポップ(円)とは形のエッジ感で区別可能です。

バトン針に似ていますが先端が鉛筆のように尖るのが特徴。軍用時計やフィールドウォッチに採用され、無骨ながらミニマル。バトン(先端フラット)と比べてよりツール感のある印象を与えます。

先端にかけてシャープに尖るシルエットを持つバトン針。ペンシル針が中央から先端まで均一な幅を保つのに対し、バトン針は先端へ行くほどわずかに広がるのが特徴です。視認性が高く、上品さと実用性を兼ね備えたデザインで、カルティエをはじめとするクラシックモデルに多く採用されています。

中央をくり抜いた中空デザインで、文字盤やムーブメントの表情を損なわずに見せられるのが利点。軽快でハイテクな雰囲気を演出し、オープンワークやスポーツラグジュアリーと好相性です。フル面の針よりも視覚的に軽いため、複雑な文字盤でもバランスが取りやすいのが特徴。

腕時計の針は、デザインによって印象や読み取りやすさが大きく変わります。クラシックな雰囲気を演出するものから、スポーティで高い視認性を誇るものまで多彩です。お気に入りのモデルを選ぶ際は、文字盤やケースとの調和だけでなく「針の形」にも注目してみてください。
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